前回、MacOS 10.14 Mojave に MAMP v6.9 をインストールして
使い勝手が良くなるようにカスタマイズしたので、
続いて今回はMAMPのバーチャルホスト環境を設定していきます♪
ローカルサーバ環境にバーチャルホストを設定… なんて言うと
もはやプロっぽい匂いがプンプンするけれど、
要はアクセスするURLを固定してしまおうって話です(笑)。
MAMPの「htdocs」の中はサイト(プロジェクト)ごとに
フォルダ分けして整理すると思うけど…
例えばこんな感じで「test-A」フォルダに入れた
htmlを表示するURLはこうなります。
これじゃURLが長すぎるし、PHPのホスト取得なんかで困るから、
番号部分の「8888」をサイトごとに違う番号で割り振り…
例えば「8001」=「project/site/test-A」と固定して、
階層(URL)を省略したドメイン直下でアクセスできるようにします。
この「8001」のURLで「test-A」にアクセスできるって感じですね。
バーチャルホストってつまりURLのすり替えです(笑)。
まぁ、html(相対パス)構造のみで完結なら不要な設定かも。。。
バーチャルホストの設定(その1)
1バーチャルホスト(httpd-vhosts.conf)を有効化
/Applications/MAMP/conf/apache/httpd.conf
先頭の#を消す。
2httpd.conf に Listenを増設
httpd.conf ファイルの「Listen 8888」の記述を検索し、
そのすぐ下に Listen を増やしていく。
予約の意味で先に10個ぐらい作っとくと楽かも♪
番号は8000番台にしておいたほうが他との競合的に無難です。
Listen 8888 の下に任意の数だけ増やしていくけれど、
例えば…
仕事用(8001〜8009)、個人用(8101〜8109)、実験用(8201〜8209)とか、
こんな感じでざっくり分けておくと管理しやすいかもですよ♪
バーチャルホストの設定(その2)
1Listen番号とパスを httpd-vhosts.conf にセットする
/Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf
httpd-vhosts.conf ファイルの1番下に記述します。
- 「8001」は Listen(httpd.conf)で追加した番号。
- 「DocumentRoot」は htdocs の中に置いたファイルまでのパス。
- この3行をプロジェクトぶん追加していく。
- オプションの「ServerName」はWeb共有との競合でスルー。
- オプションの「ErrorLog」はとりあえずスルー(笑)。
2ブラウザでの表示確認
バーチャルホストを追加したら必ずMAMPを再起動です。
再起動後に「8001」で「test-A」の html が表示されればOK♪
無事に番号の固定(バーチャルホスト)が成功です。
もし、URLの「localhost」が別の何かと競合する場合は
IPアドレスを固定し「固定IPアドレス:8001」でアクセスするといいかも♪
ちなみに…
番号ナシの「http://localhost/」でアクセス可能なポート「80」は
MacOSのWeb共有が先約していたので(苦笑)、
デフォルトのポート「8888」のままでMAMPを運用しています。
んで、ポート80が使えないから
ServerName と hostsファイルまで手を出していません。。。
MacOSが使用中のポートは「ネットワークユーティリティ」で調べられますよ♪
- ネットワークユーティリティ で検索してもOK
- ただし macOS 11 BigSur からこの機能は廃止されたようです。
ネットワークユーティリティのタブ「Portsscan」で
自分を意味するIPアドレス「127.0.0.1」を入力してScanすれば
現在の使用中ポートを調べてくれまーす♪
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